遠州森町森山の地名から「森山焼」と命名された焼物です。室町時代に始まり、江戸時代中期の茶人 小堀遠州によって遠州七窯の一つと数えられるようになった「志戸呂焼」の流れを汲んでいます。明治42年に初代 中村秀吉氏が、志戸呂から初代 鈴木静邨氏を招き陶業を始めたのが最初です。現在は4つの窯元があり、晴山陶房もその一つです。
■晴山先生の森山焼の特徴としては、
・遠州地方の土を使用していること
・高温の1230∼1250度で焼き上げること
・虎の縞のような模様の「虎布(とらふ)」、赤の中に青色が現われる「辰砂(しんしゃ)」、白濁した「藁灰釉(わらばいゆう)」などが挙げられます。
※写真/左が虎布で右が辰砂
期間7∼10日

陶芸に使える良質な土を探し掘り出します。掘り出した後は天日で乾かし粉末にします。この粉末を水簸(すいひ/水でこす)して粘度にします。
期間2日
水かめに入れて余分な水分を取っていき固さを調整します。
期間1日

ちょうどいい固さになったら、土練り機に入れて練った後、さらに手で菊揉みをして粘度の中の空気を抜きます。
※菊揉みをしないと焼いた時に割れてしまいます。
そして、ロクロを回して形を作っていきます。
期間1日
1日たつと粘度が固くなり持てるようになるので、仕上げの削り(底を削って高台をつくるなど)をします。
期間2∼3日

2∼3日たって粘度が乾いたら素焼の作業に入ります。窯に入れて6∼7時間、750∼800度で焼きます。
期間1日
1晩おいて冷めたところで釉薬(うわぐすり)をかけて天日で乾かします。釉薬は数時間で乾きます。
期間3日

窯詰めして本焼します。25∼30時間、1230∼1250度で焼いたら約2日かけてゆっくり冷まします。
期間1日
窯から出して出来をチェックします。これで完成です。
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